「クラシックギターを始めたいけれど、まず何を準備すればいいの？」
教室やショップでもよくいただくご質問です。せっかくのスタートですから、安心して練習に集中できる環境を整えておきたいですよね。
ここでは、当教室が初心者の皆さんに“まずはこれだけ揃えておけば大丈夫”とおすすめしているアイテムをご紹介します。難しいことはありませんので、気楽に読んでみてください。

楽器本体 ― あなたの音楽のパートナーです

やっぱり最初に必要なのはギターそのもの。
最近は1～2万円台のエントリーモデルも増えていますが、長く楽しみたい方には3～4万円から上の価格帯が満足度も高くおすすめです。
教室ではできれば実際にお店で手に取ってみることを推奨しています。
「まだ弾けないのに…」と心配される方が多いのですが、抱えたときの大きさやフィット感はとても大事。ここは遠慮なく、いろいろ当ててみてくださいね。
クラシックギターは木でできているため、一本一本に表情があります。音や弾きやすさに加えて、「見た目が好き」という理由で選ぶのも、立派な決め手です。

ブルガリアより直輸入のKremona（クレモナ）は良質で珍しい材を使ったフォトジェニックな外観とふくよかな鳴りで人気のブランドです。GG（Green Globe)はSDGｓに配慮した仕様でウッディ響きが魅力の一本。

ギターを守る大切な“お家” ― ケース

ギターは意外と繊細な楽器です。ちょっとぶつけただけでも傷になったり、湿度で変化したり…。
そこで必要なのが 保管と持ち運びのためのケース です。
よく使われるのは、

どれを選ぶか迷ったら、レッスンやギターショップアウラ店頭でもご相談ください！

チューナー ― 正しい音作りの最初のレッスン

どれだけ丁寧に練習しても、ギターのチューニングが狂っていると上達しづらいもの。
初心者の方には、簡単で正確な クリップ式チューナー をおすすめしています。
ヘッド部分に挟むだけで使えて、周囲の音の影響も受けにくい優れものです。
スマホの無料アプリなどもありますが、扱いやすさではやはり専用のチューナーに軍配が上がります。

人気No.1 KORG のクリップチューナーは機能性も高く、初心者でも使いやすいアイテム

足台・支持具 ― 正しいフォームを作るために

クラシックギターの構え方はちょっと独特で、ギターのヘッドが目の高さあたりにくるように座ります。
そのために必要なのが足台やギター用サポート（支持具）です。
伝統的なのは足台で、まずはこちらでフォームを身につける方が多いです。
最近はギターに取り付ける支持具も人気で、姿勢の負担が少ないというメリットもあります。

どちらが合っているかは体型や好みによって異なるので、教室でも一緒に試しながら決めていきます。
KYORITSUスチール・フット・スツール（GF-1500）

クロス ― 小さなお手入れが大きな差に

レッスン後、演奏後にはギターに汗や湿気が残っています。放っておくと汚れや変色の原因に…そこで必要なのが 楽器用クロス。
軽く乾拭きするだけでギターが長持ちしますし、気持ちよく練習を終えることができます。
毎日の習慣にしていきましょう。
アウラショップ オリジナルロゴ入りの楽器用クロス

姿勢を守る味方 ― 譜面台

「譜面は机に置いて見ればいいかな？」
そう思われがちですが、実はそれだと首や肩が縮こまってしまい、良い姿勢を保てません。

譜面台は、自然な目線で楽譜を読める環境を作る大事な道具です。折りたたみ式の軽いものでも問題ありませんので、1台持っておくと練習の快適さが変わります。
ARIAのアルミ譜面台は軽くて持ち運びにも便利です。

いざという時のための「替え弦」

クラシックギターの弦はナイロン製で長持ちですが、それでも突然切れたり、急に音がくすんできたりすることがあります。レッスンの直前に弦が切れてしまうと、焦ってしまいますよね。

そうならないよう、予備の弦を1セット持っておくことをおすすめしています。初めての張り替えは、レッスンで一緒に行うこともできますのでご相談ください。
アウラセレクトによるオリジナルセット（ハナバッハ高音弦、オーガスチン低音弦）

おわりに ― まずは身軽に、でも大切に

ここまで揃えれば、クラシックギター生活のスタートラインはばっちり。
すべて完璧に揃っていなくても大丈夫。わからないことがあれば、いつでも教室で相談していただけます。

クラシックギターは、準備そのものがワクワクする楽しい時間です。
あなたにぴったりのギターと道具を見つけて、音楽のある毎日を始めてみましょう。
教室も、あなたの新しい一歩を心から応援しています！